【保護者必見!】学童保育ってどんな場所? | 北浦和・浦和・南浦和の民間学童ガクモン
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ガクモンブログ

2022.11.10

【保護者必見!】学童保育ってどんな場所?

  

皆さん、こんにちは。さいたま市浦和区にある民間学童ガクモンです。

学童保育というと皆さんはどのようなイメージをお持ちですか??

よく見学に来られた保護者の方から「学童保育って調べてもいまいち制度の全体像がつかめないです」と伺うことがよくあります。

今回は、そんな「学童保育ってどんな場所?」という疑問にお答えしていきたいと思います。

ぜひ最後までお付き合いよろしくお願いします。

学童保育とは

学童保育とは、一般的に、共働き世帯の子どもを放課後や、夏休みや冬休みなどの長期休み中期間に預かる施設です。

施設の呼び方は「学童クラブ(東京都)」や「放課後キッズクラブ(神奈川)」など自治体によって様々です。厚生労働省では、学童保育について、「放課後児童クラブ」という名称を用いています。さいたま市では厚生労働省と同一の「放課後児童クラブ」という名称を使用しています。

学童保育の公共サービスは、昔からあったものの、1997年に法制化されました。さらに、2007年に厚生労働省が運営に必要な基本事項の説明と、望ましい方向の示唆として、「放課後児童クラブガイドライン」を公表しました。2014年には、放課後児童クラブの質を確保する観点から、子ども・子育て関連3法による児童福祉法の改正により、放課後児童クラブの設備及び運営について、市町村が省令で定める基準を踏まえて条例で基準を定めることとなりました。

現在の公共サービスとしての学童保育は、共働き世帯の増加と共に、本格的な体制の整備が始まったばかりということもあり、財源の確保とともに、施設の数という量の問題や、運営体制という質の確保など、まだまだ様々な課題を抱えています。

学童保育の種類とは

学童保育と一言で言っても、その種類や運営主体は多岐にわたります。次に、学童保育の種類やそれぞれの違いについて確認していきたいと思います。

公設の学童保育・学童保育類似事業

公共サービスとしての学童保育の種類として自治体が運営元となっている「公設公営」の学童保育施設と、自治体が設置して、運営をNPOや、民間企業、父母会などに委託する『公設民営』の学童保育施設があります。

厚生労働省が所管するの『放課後児童クラブ』と文部科学省所管の『放課後子ども教室推進事業』を一体的または、連携する併設型の施設もあり、自治体によって異なります。

場所は、児童館や学校内を使用し、平日の開所時間は、小学校の下校時から18時までのところが多いようです。

料金(東京23区・横浜市・さいたま市の例)

月4,000円~7,000円程度(おやつ代込み)が一般的なようです(自治体によって異なる)。

対象者

「放課後学童クラブ」として運営されている施設の場合、10歳未満(小学生3年生)までの利用に制限している施設が多くあります。また、入所にあたり、認可保育所などと同様に、保護者が仕事、もしくは長期に渡って入院しているなどの理由を証明する必要があります。

共同保育

「共同保育」と呼ばれる、保護者の有志が集まって設立、運営する学童保育の形態もあります。

行政から在籍児童数に応じて一定額の運営費補助を受けているところもあるものの、運営資金は不足がちで、保護者の保育料でまかなわれる部分が大きいと言われています。

また基本的に保護者の方々がご自身の仕事をしながら運営するため、スタッフの採用や育成、備品や消耗品の購入・管理、経理処理など保護者の方の物理的な負担は大きいです。一方で、保護者の考えや想いを施設の運営に直接反映できるとも言えます。

料金

施設によって様々ですが、月2万円前後の施設が多いようです。

対象者

小学生(施設によって学年・学区を定めているところがあります。)

民間学童保育

民間企業・NPOなど、運営主体は様々です。

運営方法や経営方針は運営主体が自由に決められるため、保護者の方の就労の有無や程度は利用要件にならず、家庭の必要や希望に応じて柔軟に利用することができます。

子どもの通学する小学校が公立校であるか、私立校であるかを問わず利用できることも利点です。

塾のような学習支援サービスの提供があったり、様々な習い事を受けられたり、夜遅くまでの預かりや夕食が提供されるなど、サービスが多様化していますが、行政からの補助がないことが多いため、利用料金が公設の学童保育に比べると高くなります。

料金

月3万円~6万円の施設が多いです。

対象者

小学生

学童保育に通うメリット

公設学童あるいは民間学童の種類を問わず学童保育では、学校・クラス・学年などを超えたコミュニティができ、社会性が育まれます。大きい子は小さい子の面倒を見てあげたり、小さい子は大きい子に教えてもらったり、大きい子のまねをしたりする中で、それぞれに合った役割や振る舞い方を身につけながら、成長していきます。

学童保育見学時のチェックポイント

利用を決める前に、必ず見学に行きましょう。特に、説明会に参加するだけではなく、実際に子どもたちが放課後に過ごしている様子を見学することをオススメします。子どもたちが何をしてどのように過ごしているか、スタッフの子どもたちへの応対や言動の様子など、保護者の方ご自身の目と耳でチェックすることが大切です。

□ スタッフの人員配置は十分か
□ 送迎時の安全対策は十分か
□ スタッフの目は施設全体に行き届いているか
□ 病気や怪我をした時にはどのような対応か
□ アレルギーの対応は可能であるか
□ 県民の日や行事の振替休日などの休校日の対応はどうなるか
□ 習い事の中抜けや送迎は可能であるか
□ 新1年生を受け入れる態勢や配慮は十分か
□ インフルエンザ等の感染症による学級閉鎖時の対応はどうなるか
□ 宿題などの学習指導やフォローはあるか
□ 夏休みや冬休み期間中はどのように過ごすか
□ 子どもたちの表情や雰囲気は楽しそうか

学童保育の申し込み方法

学童保育を利用するための申込方法や時期は、自治体や施設の種類によって異なりますので、住んでいるエリアの学童保育の情報を小学校入学前から、ウェブや自治体などで集めておくと安心です。

公設の学童保育は、一般的に入学前の11月から3月くらいまでの期間に自治体や施設に申込書を提出し、3月までには、入室許可の通知が届くことが多いようです。

定員超過の場合には、生活保護家庭や母子(父子)家庭またはこれに準ずる家庭などが優先的に入室を許可されるため、希望どおりに入室ができない可能性もあります。

また、自治体によって職場の就業証明書など様々な書類を提出する必要がありますので、入室に必要な書類や手続きを事前に確認しておくと安心です。