GAKUMON JOURNAL 宿題・子育て
「宿題をやりたくない」
と言われたとき、
最初に確かめること
急かすより先に、
話を聞くところから。

取りかかってはいるものの、なかなか終わらないときは、宿題のどこで時間がかかっているかを確かめる記事もご覧ください。始める・読む・書く・確かめるの流れに沿って、手助けする場面を考えます。
「宿題、やりたくない」。そう言われると、「昨日はできたのに」「あとで困るのは自分なのに」と言いたくなることがあります。夕食やお風呂の時間も気になる夕方なら、保護者の方にも、ゆっくり待つ余裕がないかもしれません。
けれど、同じ一言でも、嫌がる理由はその日によって違うかもしれません。休みたい日もあれば、一問目から分からず困っている日もあります。この記事では、宿題を嫌がる場面で何を聞き、どこを手伝うかを考えます。毎日の段取りを整えたい方は、宿題に取りかかりやすい流れの記事も合わせてご覧ください。
取りかかる前に、
ひと息つく時間はある?

帰宅してすぐに横になる、話しかけてもぼんやりしている。そんな日は、宿題の話を続ける前に、学校でどんな一日を過ごしたか聞いてみます。いつもと違う行事や活動があったかなど、今日の様子を知るところから始めてみましょう。
「宿題が嫌い」と結論を出さず、休憩を挟んでからもう一度様子を見る。そのうえで取り組めそうなら、何を出すところから始めるか相談します。休んだ後もつらそうなら、宿題の量や難しさなど、ほかに負担になっていることがないかを確かめます。
「今日はどんな一日だった?
少し休んでから、何をするか一緒に見ようか」
休憩の終わりは、落ち着いているときに相談しておきます。決めた時間になってもつらそうなら、約束を守れたかだけで判断せず、そのときの様子を確かめましょう。
「全部分からない」と言われたら、
まず一問を一緒に見てみる。

ノートを開いたものの、鉛筆が動かない。「分からない」と言うときも、問題文の言葉が読めないのか、何を答えるのか分からないのか、計算の途中で迷ったのかでは、確かめたいことが違います。
最初から解き方を説明するより、「どの問題?」「どこまでは進んだ?」と、目の前の一つを一緒に見てみます。指で示してもらうだけでも構いません。口でうまく説明できるまで待たせず、ノートを会話の手がかりにします。
「ここで止まったんだね。
何を聞かれているか、一緒に読んでみようか」
学校の説明と家庭での説明が違って混乱しているなら、教科書や授業のノートを確認します。それでも整理できないところは印をつけ、先生に聞く内容として残す方法もあります。大人が代わりに解き終えることと、子どもが分かることは分けて考えたいところです。
「全部やる」の前に、
今することを一つ選ぶ。

プリントも音読も漢字もある。「たくさんある」と感じるときは、まず連絡帳などで今日の課題を一緒に確認します。何がどれだけあるかが曖昧なままだと、どこから手をつけるかも決めにくくなります。
課題を確認したら、学校から順番の指定がない範囲で、最初に取り組むものを相談します。「このページを出す」「一問目を読む」と、今することが分かるよう、具体的に伝えます。課題の量を勝手に減らすのではなく、取りかかる場所を分かりやすくする工夫です。
「今日することを並べてみよう。
最初は、どれを一緒に見ようか」
遊びを途中で終えたくないときは、「いま何をしているところ?」と区切りを聞くところから。宿題と遊びを対立させるだけでなく、切り替える場面を一緒に考えます。毎日の量が負担になっている場合は、順番の工夫だけで抱え込まず学校へ相談しましょう。
理由を話せない日もある
理由を説明できないときも、
急いで答えを求めなくていい。
「なんで嫌なの?」と聞かれても、自分の気持ちをすぐに整理できるとは限りません。「別に」「分からない」が返ってきたら、質問を重ねて答えを引き出そうとしなくても大丈夫です。
見えたことを伝える「ノートを開いたところで止まっているね」。性格や気持ちを決めつけず、目の前の様子から話します。
答え方を一つにしない「困っているところ、指で教えてくれる?」。話しにくいときは、指で示してもらう方法もあります。
落ち着くまで、話を休んでもいい「落ち着いたら、一緒に見よう」。親子ともに言葉が強くなっているときは、いったん会話を区切ります。
「疲れた? 分からない? 多いの?」とすべてを一度に聞くと、答えづらいこともあります。今日の様子を見ながら、一つずつ。大人が考えた理由に当てはめるのではなく、違っていたら聞き直すつもりで関わってみてください。
本文の会話は、ガクモン編集部が考えた関わり方の例です。実際の利用家庭の発言ではありません。言い方やタイミングは、お子さまに合わせて調整してください。
放課後の様子も、手がかりに
家と学童で、
それぞれの様子を伝え合う。
学童を利用しているなら、放課後にはどう取り組んでいるかも聞いてみましょう。学童で進む日と家庭で止まる日があっても、どちらかの関わり方が間違っていると決める必要はありません。時間帯や周りの環境など、違いを一緒に確かめる手がかりになります。
ガクモンでは、宿題や持参教材への取り組み、進み具合の確認、丸つけ、やり直しを支えています。ご家庭で困っていることをお伝えいただき、学童で取り組める範囲と帰宅後に確認することを相談できます。課題の内容や進み具合によっては、家庭で取り組む分が残ることもあります。
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