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習い事を選ぶ前の、親子の時間

「これ、やってみたい」を見つける親子の会話

答えを決めるより、
気になる理由を、聞いてみる。

活動の絵を指さす子どもと、その気持ちを聞く保護者のイメージ

選ぶ前に、聞いてみる

まだ「好き」が決まっていなくても

「何か習い事を始めてみる?」と聞いても、子どもからすぐに答えが返ってくるとは限りません。やってみたいことがないのではなく、どんな活動があるのか、そこで何をするのかが、まだ思い浮かばないこともあります。

一方で、大人の側には「体を動かしてほしい」「ものづくりも経験してほしい」といった願いがあるでしょう。その思いも大切にしながら、子ども自身の気になることを、先に少し聞いてみませんか。

この会話は、すぐに一つの講座へ決めるための面接ではありません。普段の反応を拾い、活動の中身を一緒に見て、試してみたい入口を探す時間です。候補が見つかったあとに、実施校舎や時間などを確かめていきます。

ブロックの車を作る子どもの様子を、隣で見守る保護者のイメージ

日常から見つける

習い事の名前より、普段の反応から

何度も作り直しているブロック。音楽が流れると動き出す体。読んだ話を誰かに伝えたくなる時間。新しい習い事を探す手掛かりは、募集案内だけでなく、普段の遊びの中にもあります。

ただ、その姿から「この子は理系」「運動が得意」と決めつける必要はありません。同じブロック遊びでも、形を考えるのが好きな子、動く仕組みが気になる子、友だちと役割を決めることが面白い子がいるかもしれません。

「さっき、何度も車輪を変えていたね」と、見えた行動を短く伝えてみます。そこから「どこが気になったの?」と聞けば、講座の名前を選ぶよりも、本人が話しやすい入口になることがあります。

答えを聞いても、その場で習い事へ結びつけなくて大丈夫です。「転がるところが面白かったんだね」と受け止め、次に活動の内容を見るときの手掛かりにします。

知らないものは、選びにくい

「どれがいい?」の前に、何をするか一緒に見る

名前だけでは想像しにくい活動もあります。「プログラミング」と言うだけでなく、順番を考えて動かす活動の絵や説明を見る。「ダンス」なら、音楽に合わせて体を動かす場面を見る。実際にすることが分かると、気になるところを話す材料になります。

ものづくり、本、運動を表す絵を見て、気になる活動を選ぶ子どもたちのイメージ
見るところ

何を使う?

道具、教材、体の動き。見慣れたものと初めて見るものを、一緒に探してみます。

想像するところ

自分なら、何をしてみたい?

完成品だけでなく、作る、練習する、試す途中の場面にも目を向けます。

残してよいこと

まだ分からないのは、どこ?

説明で分からなかったことは、想像で埋めず、校舎へ聞くこととして残します。

最初からすべての活動を一度に見せる必要はありません。本人が見たがるものから、少しずつで構いません。見慣れた活動だけに絞らず、「こんなこともあるんだね」と、知らなかった世界を一緒に眺める時間もつくれます。

掲載イラストは会話を考えるためのイメージです。すべての活動・教材が各校舎で実施されていることを示すものではありません。

答えを誘導せず、理由を聞く

「いいと思う?」より、
「どのところが気になった?」

大人がおすすめしたい活動があると、つい「これ、楽しそうでしょう?」と聞きたくなります。紹介すること自体を避ける必要はありませんが、本人が違う感想も言える余地を残しておきます。

ガクモン編集部による会話の例

大人

「作ったものを動かす活動なんだって。どのところをやってみたい?」

子ども

「作るのは好き。でも、難しそう」

大人

「作るのが気になるんだね。どこが難しそうに見えた?」

「やりたい」と「不安」が同時にあっても、不思議ではありません。難しそうに見えたのが道具なのか、説明の量なのか、人前で行うことなのか。本人が話せる範囲で聞いてみます。

ここで「大丈夫、絶対できる」と約束せず、「初めての人は何から始めるか、聞いてみようか」と、確かめられることへつなげます。興味があることと、安心して始められる条件を、別々に扱う考え方です。

話が続きそうなときの、一言

「見るのと、自分でするのと、今はどちらが気になる?」

「一人で試したい? 誰かと一緒にやってみたい?」

「もう少し知ってから考えたいことはある?」

問いを全部使う必要はありません。「分からない」「今日は決めたくない」という返事も受け止めます。子どもが大人に合わせた答えを探す時間にならないよう、決めない選択も残しておきたいところです。

二つのメモを、混ぜない

子どもの興味と、通う条件は分けて整理する

子どもの言葉を残すメモ

「動くものを作りたい」
「友だちと一緒なら見てみたい」
「今は見学だけがいい」

大人の評価に言い換えず、本人が話した内容を短く残します。希望が変わったら、書き足して構いません。

大人が確認するメモ

実施する校舎・対象学年
曜日・時間・利用条件
費用・持ち物・申込方法

親子の興味だけで通えるとは限りません。校舎ごとの最新案内を確かめ、続けられる条件かを別に整理します。

希望する活動が、利用したい校舎や曜日にない場合もあります。そのときは、「やりたいと言ったのに無理」で終わらせず、何に惹かれたのかへ戻ってみます。ものを作ることなのか、体を動かすことなのか。その入口に近い別の選択肢があるか、校舎に相談する方法もあります。

ただし、似た分野なら同じ体験になるとは限りません。具体的に何をするのかを改めて確認し、本人の気持ちも聞いたうえで考えます。活動の比べ方は、「何を経験できるか」から習い事を選ぶ記事で整理しています。

決まらない日も、興味が変わる日も

一度「やりたい」と言ったことを、ずっと好きでいなければならないわけではありません。知ってみたら違うと感じることも、前は気にならなかった活動に目が向くこともあります。

まだ決まらないときは、講座を増やして選ばせるより、普段の遊びへ戻ってもよいでしょう。得意を決める前に、興味の入口を増やす考え方も参考になります。友だちが始めたことや、大人が勧めたいことも入口にはなりますが、本人がどう感じたかを後から聞く時間を残します。

申込後の変更や中止には、手続きや期限がある場合があります。「いつでもやめられる」と先に約束せず、利用条件を確かめたうえで説明しましょう。気持ちを聞くことと、手続きの約束をすることは分けて考えます。

気になる活動を親子でスタッフに伝え、内容や日程を相談するイメージ

気になることを、相談の入口に

講座名が決まる前でも、
聞きたいことを持っていく

ガクモンの習い事には、つくる・試す、体を動かす、ことばで表現する、数や学びに取り組むなど、さまざまな入口があります。まずは習い事ページで活動の内容を親子で見てみてください。

相談するときは、気になる活動、お子さまの学年、希望する校舎や曜日をお伝えください。「作ることには興味があるが、初めてなので進め方を知りたい」といった、会話で見つかった疑問も相談の材料になります。

実施講座や対象、日程、受講・体験の条件は校舎や時期によって異なります。掲載内容だけで受講できると判断せず、校舎の案内で最新の状況を確かめていきましょう。

構成・編集:ガクモン編集部。会話は説明のための例で、実際の利用者の体験談ではありません。ご家庭やお子さまの様子に合わせてお考えください。