本文へスキップ

動きの中に、どんな経験がある?

運動の習い事で、上手さ以外に見てみたいこと

結果だけでなく、
試している途中にも目を向ける。

先生と一緒に簡単なステップを試す小学生のイメージ

「運動があまり得意ではないから、習い事でも自信をなくさないかな」。体を動かす教室を考えるとき、そんな心配をすることがあります。反対に、楽しそうに通っていても、「なかなか上手にならないけれど、続けていてよいのかな」と迷うかもしれません。

技術が身につくことや、できる動きが増えることは、もちろん楽しみの一つです。ただ、その結果だけで一回のレッスンを見てしまうと、途中で子どもが経験していることを見落とす場合もあります。

何をしてみようと思ったのか。どんな方法を試したのか。困ったとき、どうしたのか。運動の時間を、少し違う角度から見てみましょう。本人が何を試しているのか、安心して続けられそうかも、習い事を考えるときに確かめたいことです。

動きの前後にも、経験がある

動きを練習している様子を、
少しゆっくり見てみる。

同じ動きをしているように見えても、子どもが気にしていることは違います。先生の合図を聞こうとしている子、足の動きを確かめている子、友だちとタイミングを合わせたい子。それぞれに、その日の目当てがあるかもしれません。

先生の話を聞き、簡単な動きを試し、話し合う子どもの場面を並べたイメージ
これは観察のヒントです。動作の指導手順や、発達のチェック項目ではありません。
始めるとき

何を確かめようとしている?

話を聞く、見本を見る、分からないところを尋ねる。動き出す前にも、自分がすることを知る時間があります。

「今日は、どんなことをしてみたかった?」

取り組むとき

どう試してみた?

先生の助言を聞いてもう一度試す、難しい部分を確かめる。完成した形だけでなく、試し方に目を向けます。

「さっきと、何か変えてみたところはある?」

終えたとき

何を覚えている?

面白かった場面、難しかったところ、もう一度したいこと。本人の感じ方を、結果とは別に聞いてみます。

「いちばん覚えているのは、どんな場面?」

毎回、この順番で質問する必要はありません。レッスン直後に話したくない日もありますし、「楽しかった」だけで十分なこともあります。大人が見つけた変化を、子どもにも必ず説明させようとしないことが大切です。

種目が違えば、出会う場面も違う

「運動系」で、ひとまとめにしない。

体を動かす習い事にも、さまざまな内容があります。同じような成長を期待して比べるより、そこで何をするのかを具体的に見て、お子さまの関心と照らし合わせてみましょう。

ダンス

リズムを感じて、ステップや振り付けに取り組む時間。動きを覚えることに加えて、音楽に合わせたり、仲間と表現したりする場面があります。

ダンスの内容を見る →

KICK OUT

パンチやキックを取り入れた運動。姿勢やバランスを意識し、合図に合わせて動く・止まる場面があります。実際の進め方は講座の案内で確認します。

KICK OUTの内容を見る →

スイミング

水に慣れるところから、段階に応じた泳ぎの動作へ。陸上の運動とは環境も違うため、本人の不安や水への慣れ方も含めて相談したい習い事です。

スイミングの内容を見る →

ガクモンでご紹介している講座の例です。開講状況・対象学年・曜日・料金・体験の可否は校舎や時期により異なります。すべての校舎で、すべての講座を受講できるわけではありません。

本人には、どう感じられたのだろう

大人が見たことと、
本人が感じたこと。

大人には「失敗して残念そう」に見えても、本人は「前より少し動けた」と思っているかもしれません。反対に、上手にできたように見えても、緊張してつらかったということもあります。

「今日は上手だったね」に加えて、「あのとき、もう一度やっていたね」と見た場面を伝え、本人はどうだったかを聞く。見ている側には分からなかった気持ちを、話してくれるかもしれません。

記録をするなら、毎回の点数ではなく、覚えておきたい一場面を短く残す程度で十分です。ほかの子との比較や、性格の判定に使わないようにします。

運動後のタオルと水筒のそばに、印象に残った場面を残す小さなノートのイメージ

見えた場面先生に聞いてから、もう一度ステップを試していた。

本人の言葉「さっきより、音に合わせられた気がした」

次に確かめたいこと次もその部分をしてみたいのか、別のことが気になるのか。

会話・記録は説明のための創作です。実際の受講者の成果や体験談ではありません。

運動の休憩中、子どもの話を落ち着いて聞く大人のイメージ

困ったと言えることも、
取り組むための大切な条件。

友だちを待つ、場所を譲る、合図を確かめる。周りと一緒に活動する場面もあります。ただ、黙っているときに、無理をしていないかは気にかけたいところです。

分からないと伝える、怖いと話す、休みたいと相談する。必要なことを大人に伝えられるか、伝えたときに受け止めてもらえるかも見ておきたいところです。

痛みや体調の不安、安全に関わる心配がある場合は、「もう少し頑張れば慣れる」と判断せず、まず活動を止めて指導者や必要な相談先に確認してください。この記事は個別の身体状態や運動の適否を判断するものではありません。

見学・体験で確かめたいこと

本人と、教室の関わり方を一緒に見る。

運動が得意かどうかだけで、合う教室は決まりません。活動の内容、説明の仕方、人数や場の雰囲気、困ったときの対応などを確かめます。

  • 難しさを調整できる?初めての子や、まだ慣れていない子に、どのように説明・対応しているか。
  • 質問や休憩を相談できる?本人が困ったことを伝える方法と、指導者が様子を確かめる場面があるか。
  • 安全面はどう案内される?服装、持ち物、活動場所、見守り、体調不良時の連絡など、具体的な案内があるか。
  • 生活の中で無理なく通える?前後の移動や食事、帰宅後の様子まで含めて、負担が大きくなりすぎないか。

一度の体験だけでは分からないこともあります。楽しかったかを聞くだけでなく、気になった場面は教室へ尋ね、判断を急がないようにしましょう。

通い始めてからの見直しは、習い事を増やす・続ける・休む。見直しのタイミングで、本人の希望と生活の変化を整理できます。複数の習い事を考えるときは、内容と生活の両方を見る組み合わせ方も参考にしてください。

「上手にできるかな」の前に、
「何をしてみたい?」から。

できることが増える喜びも、試して気づく面白さも、安心して関われる環境があってこそ。本人の言葉を聞きながら、興味のある動きや活動を探してみませんか。

ガクモンの習い事ページでは、運動を含むさまざまな講座の内容をご紹介しています。気になるものがあれば、通いたい校舎へ開講状況や体験の可否をご相談ください。

習い事の内容と、相談先を見る