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ものづくりの、考える途中。

レゴ エデュケーションのものづくりで、予想と結果を比べる

「できた」のあとに、
もう一つの「どうなる?」を。

ブロックの車と車輪のスケッチを見ながら、先生と予想を話す子どもたちのイメージ

「できたよ!」と、ブロックでつくった車を見せてくれる。形になったうれしさに、「すごいね」と声をかけたくなります。そのあと、子どもが車輪を回したり、部品を外したりしていたら。まだ完成していないのではなく、次の「どうなる?」が始まっているのかもしれません。

ものづくりの面白さは、作品ができあがる瞬間だけにあるわけではありません。思っていた動きと、実際の動きの間にある違いも、考える入口になります。

ガクモンテックでは、レゴ エデュケーションを使ったカリキュラムで、組み立て、動かし、仕組みを確かめます。ここでは、完成品からは見えにくい「考える途中」に、保護者の方が目を向けるヒントをご紹介します。

以下の車の例・会話・イラストは、学び方を伝えるためのものです。特定セットの組立手順や実験結果を示すものではありません。ガクモンで使用するセット・題材・進め方は、希望する校舎へご確認ください。

作品の前に、小さな問いを。

「車をつくる」の先に、
何を確かめたいかがある。

同じ車をつくっていても、気になるところは子どもによって違います。車輪が回るところ。まっすぐ進むところ。部品をつなぐと、形が変わるところ。

大人の考える「よい課題」に急いで連れていく前に、本人が見ているところを聞いてみます。「どこを動かしてみたい?」「さっきと違うのは、どこかな?」。一つの部品を指さすだけでも、そこから話を始められます。

たとえば「車輪を変えたら、動きは変わるのかな」。大きな作品をつくることに加えて、小さな違いを確かめることも、ものづくりの楽しみ方です。

穴のあるビーム、軸、車輪などを分けて置いた教材パーツのイメージ
パーツをよく見ることも、考える入口に。

予想は、正解を当てるためだけではなく。

「きっとこうなる」を、
試す前に置いておく。

「大きな車輪のほうが、遠くまで行くと思う」。そんな言葉が出てきても、すぐに正しい・間違いと決める必要はありません。「どうして、そう思ったの?」と、今考えていることを聞いてみます。

子どもの予想の例「大きいほうが、よく進みそう」

大人が添える問い「どこまで進むか、同じ場所から試してみようか」

理由を説明するのが難しければ、「こっち」と指さす、絵にする、大人に短く伝えるだけでも構いません。まだ予想が浮かばないときは、先に動かして眺めるところから始めてもよいでしょう。

あとから「最初はこう思っていたね」と戻れることが大切です。当たったかどうかだけを評価すると、間違えたくなくて予想を言いにくくなることもあります。違っていたときにも、続きを一緒に考えられる雰囲気をつくりたいものです。

比べるための、準備。

変えるところと、
そろえるところを分けてみる。

車輪も車体も、走らせる場所も一緒に変えたら、違いが出ても何が関係したのか分かりにくくなります。まずは、何を変えて確かめたいのかを一つに絞ってみます。

車輪の大きさが違う二つのブロックの車を、同じ場所で比べようとする子どもたちのイメージ
比較の準備を表したイラストです。どちらが遠くへ進むかを示すものではありません。

変えること

今回、確かめたいのは車輪の違い。どの部品を取り替えるかを決めます。

そろえること

車体、試す場所、出発位置、動かし方など。できる範囲で同じにします。

見ること

進んだ距離を見るのか、まっすぐ進むかを見るのか。注目する点を決めます。

車輪を替えると、車体の高さや重さなど、ほかの条件も変わる場合があります。すべてを厳密にそろえられなくても、「車輪だけの影響と言い切れるかな」と立ち止まれます。

車輪が大きければ必ず遠くへ進む、という説明ではありません。押し方や床の状態、部品の取り付け方によっても動きは変わります。結果を急いで一つの理由に結びつけず、まだ確かめていないことを残しておきます。

結果は、思ったとおりでなくても。

見えたことと、
考えた理由を分ける。

一度試して動きが違ったとき、「やっぱり車輪のせいだ」と決める前に、実際に見えたことを言葉にしてみます。もう一度試したら同じようになるのか、途中で部品がずれていないか。結果を眺め直す余地があります。

車を比べたときの、振り返りメモの例

見えたこと
取り替えたあと、前とは違うところで止まった。
まだ分からないこと
車輪の違いなのか、押し方も違っていたのか。
次に確かめたいこと
出発位置と動かし方をそろえて、もう一度見てみたい。

これは実測記録ではなく、整理の仕方を示す例です。「分からなかった」も、次に何を見るかが分かれば、途中の大事な記録になります。長い文章を書かせなくても、写真や簡単な絵に短い言葉を添える方法があります。

もう一度は、同じことの繰り返しだけではない。

全部を直す前に、
一か所だけ見直してみる。

うまく動かないと、いったん全部を壊したくなることもあります。新しくつくり直す面白さもありますが、理由を確かめたいときには、今の形を少し残しておく方法もあります。

  • よく見るどこまでは動いて、どこで止まっている?
  • 一つ選ぶ今、取り替えたりつなぎ直したりしたいのはどこ?
  • 前と比べる変えたあと、見ていた動きはどうなった?

大人がすぐに直してしまうと、子どもには「いつの間にか動いた」だけが残るかもしれません。「ここを持っていてほしい」「取り付け方を一緒に見てほしい」と、手伝ってほしいところを分けて相談することもできます。

ただ、考えさせることを優先して困ったままにする必要はありません。部品が固い、説明が読み取りにくい、疲れてきた。そうした難しさには具体的な手助けを。試し続けることだけを目標にせず、休む・次に回すことも選べます。

車輪とメモを見ながら、工夫したことを先生と話す子どもたちのイメージ

持ち帰るのは、作品だけではなく。

「何をつくった?」に、
もう一つの聞き方を。

帰ってきた子どもに「今日は何をつくったの?」と聞く。その会話に、「途中で変えたところはある?」「思っていたのと違ったのは、どこ?」を加えてみると、作品の途中にあった工夫が見えてくるかもしれません。

うまく話せなければ、作品や写真を指さしてもらうだけでもよいでしょう。話したくない日まで聞き出す必要はありません。子どもが伝えてきた一つの発見を、まず受け取ります。

きれいにできたか、速く終わったかだけでは分からない、見方を変えた時間や助けを求めた場面。そこにも目を向けることが、次の「やってみたい」を支える関わりになります。

ガクモンテックが気になったら。

教材の名前だけでなく、
取り組み方との相性を見てみる。

ブロックが好きだから、という入口も。「なぜ動くのか」が気になる、じっくり部品を眺めたい、という入口もあります。今の興味や、つくるときに手伝ってほしいことを、校舎でお聞かせください。

相談のときに、確かめたいこと

  • 対象学年、開講している校舎・曜日と時間
  • 使用するレゴ エデュケーションの教材、費用、購入が必要なもの
  • 組み立てに時間がかかるときや、説明が難しいときの進め方
  • お預かりや、ほかの習い事との組み合わせ

教材は自己判断で先に購入せず、実際の講座条件を確認してからご検討ください。この記事の例がそのまま授業で行われることや、特定の力・成績の向上を保証するものではありません。

構成・編集:ガクモン編集部。会話・記録・イラストは説明用の例で、実際の授業・校舎・教材セットを再現したものではありません。部品の使用は製品の対象年齢・注意事項と指導者の案内に従ってください。本記事はガクモン独自の編集記事で、メーカー公式の教材解説ではありません。